蓮沼執太 | Shuta Hasunuma

1/2 2021

Date

2021.01.02

ついにブレグジットした英国のアーティスト・Haroon Mirza 新作パフォーマンスビデオを観た。ローカルなコミュニティの在り方と「呼吸」についての考察に近い作品。テクノロジー的な新しさは無いけれど、明快なコンセプトでストレートに伝わってくる。色々な作家がSNSやYouTubeなどのメディアで一画面上での複数ビジョンを詰め込む方法の映像作品があるけれど、流石のクオリティだなと思う。

誰もが不安であって、この時期に作品を残していく機会を大切にして、自分が置かれている社会について考えて、形にしていく姿勢は改めて大切。昨年から僕自身も居てもたっても居られない状況が続いて、色々とできる範囲で動きながら現在の状況を反映していくような作品を作っている。日々続く不安と隣り合わせになりながら、自分の奥から出てくるものをコツコツと形にしていく作業の連続。