蓮沼執太 | Shuta Hasunuma

この時間は自分しか持てない

Date

2014.01.27

あぁ、もう1月も終わってしまいます。睦月もやっぱり早い。たくさん言いたい事があるのですが、まずは、まずは、蓮沼執太フィル『時が奏でる』がリリースされました。想像もしなかった事が現実になるというのは、このことで、自分の意志や意図を越えた作品を全員で作れたことを嬉しく思います。こういう作品こそ、捻くれている僕にとっては最愛のアルバムになりそうな気がしています。色々な媒体でインタビューを受けて話す機会があったので、お時間ある人や興味ある方はチェックしてみてください。例えば、こんな感じのインタビューもあります。

サンケイエクスプレス
http://www.sankeibiz.jp/express/news/140122/exf14012214410009-n1.htm

CINRA
http://www.cinra.net/interview/2014/01/14/000001.php

フィルの諸々は僕の時間軸とは関係無しに色々と進行していくのですが、肝心の僕は何をしていたかというと、坂本美雨さんのニューアルバムの制作をずっとしていました。11月の神戸での個展くらいから作曲し始めて、デモのアレンジを12月くらいから初めて、年末からレコーディングを開始して、年明けから連日にわたって、ミュージシャンをたくさん呼んで、録音作業の毎日でした。それらと同時進行でフィルのプロモーション活動と来月のTPAM公演&ナディッフ個展&作品集の準備&3月からのツアーの準備、と体は1つしか無いぞ!と去年言い聞かして騙してきた事を新年早々に例年よりもハードル高くしちゃって動いている事にガッカリしつつも、結果、毎日たのしく生活してます。大変さをアピールしていても何なんで(そのぶん、すべて全力で制作してます!)こんなのは置いておいて、つまり、美雨さんのアルバムを今月はメインに制作していました。頑張りました!自身はじめてのプロデュース作品になっています。新曲書いて、アレンジして、演奏指示して、ミックスしています。このアルバムも何処かの媒体でお話するチャンスもあると思うので、そこで詳しく書きたいと思いますが、過去の自分の音楽制作やフィルでの集団制作や他ジャンルの方との共同制作などの経験がダイレクトに影響されている、聴き応えある音楽になってます。アルバムは早春リリースなので、この話はまた今度します!明日がアルバムのマスタリングです。

もう来月の話をしなくてはなりませんが、2月もたくさんあります!まずは、何と言っても6日からナディッフ ギャラリーにて『無焦点』、そしてHAPPAにて『音的→中目黒|soundlike 2.5』がスタートします。中目黒での展覧会は作品を販売しています。まだキチンと告知が出来ていませんが、詳細はもうすぐに更新したいと思ってます。(急がねば。。。)
ライヴもあります!11日にはアルバムリリース後、初のコンサート『作曲:ニューフィル』が神奈川芸術劇場ホールで公演です。会場フルハウスしたら、900名入るそうです。みなさんに是非来てほしい。2月18日にはWWWにて環ROYイヴェントに出演します。23日は広島にある横川シネマにて漫画家の西島大介さん達と僕の映像作品を紹介したり、ミニライヴもするイヴェントに出演します。

さて、新年一発目の芸術鑑賞は六本木ヒルズにて filament のコンサートでした。クロッシングは去年にしっかり観ていたのでこの度はスルーしました。新年早々の取材やレコーディング続きの中で合間を見つけて行ってきました。夕暮れしはじめる時間帯からスタートした公演は凛とした雰囲気がありました。古川日出男さんなどたくさんの人にもお会い出来て新年の挨拶が出来たし、大友さんにも久々に話す機会があり良かったです。今月もたくさんの鑑賞チャンスや無駄をゆっくりする時間を無くしていて自分の時間を持てずにいたりもしますが、その時間も自分にしか持てない、っていう事を心に刻みながら、今日もコツコツと作品を作ってました。やりがいあることだらけです。とにかく、今は明日のマスタリングがとても楽しみです。