蓮沼執太 | Shuta Hasunuma

1/26 2021

Date

2021.01.26

2020年は時間の流れ方が異常じゃないほど、速くなったり遅くなったりと、不安定だった。日々の出来事をこうやって書いていこう、と思ったのも、不安定さを記述していくことでもある。時間の流れの不安定さを、自分の動きを通して綴っていき、記録する。

朝はローズポークという茨城の銘柄豚肉(http://www.ib.zennoh.or.jp/rosepork/contents/rp.html)にソーセージとサラダのサンドウィッチなどを食べた。午前中は溜まっていたメールを返していたら昼に。

昼からは、4/23 オーチャードホールのスタッフミーティング。映像の島本塁さん、美術のHYOTA、照明の佐藤円くん、制作の清宮陵一さん、アニーというメンバーで長めのミーティング。オーチャードホールでの空間で起こること、配信公演になったときの流れをしつつ、全員の意見を聞いたり、述べたりと。オンライン会議はどうしても無言の方が多く出てしまうけど、それでも時間を共有しているということは大切だと思ったり。

ミーティング後に遅れているプレイリスト連載のフィニッシュを時間かけて行った。テーマも重めの設定にしたために、事実確認などをしていたら時間があっという間に過ぎてしまった。来月には公開になると思います。自分が影響を受けた「メッセージ」の音楽。

写真家のリリー・シューさんからも作品についての意見交換をしたり。

夕方からは、徳井直生さんと田中堅大くん(蓮沼フルフィルのメンバー)とオンライン・ミーティング。こちらも昨年秋ごろからちょこっと話していたプロジェクトで、やっと本格的に動く段階に入って色々とディスカッション。僕がアイデアやプロセスをまとめていたことを話して、それを受けて徳井さんからも音をいただいて、今も思考している。徳井さんの新著『創るためのAI — 機械と創造性のはてしない物語』はその名の通りAIについて書かれた本だけど、いわゆるテクノロジーに偏った視点ではなく、あらゆる作り手が読んで、各々が自分のテリトリーで思考を促すような余白を感じる書籍。自分の中にあるAIという固定概念を取り払って読み進めている。

ということで、夜はやっと少しだけ作曲する時間を持てたけど、さすがに集中が続かなかった。いろいろな人と話して、テキストを書いてまとめた1日だった。